ミックマック

marik2010-10-18

これ大好き!ちょっと風変わりなひとたちがたくさん出てくるらしい映画、くらいの前知識しかなくて観にいったので、話がどう転がるのかまったく予想がつかずに楽しかった。シュールですっとぼけたユーモアと美しい色合いのジェン・ピエール・ジュネの世界、やっぱりすごく好きだなあ。かなり痛烈な軍需ビジネス批判がベースにあると思うんだけど、それを洒脱な笑いと創造性にみちたいたずらで包んでいて、実にスマートだと思いました。
主人公のバジルがときどき、めちゃくちゃな外国語っぽいナゾの言語をおもむろに話す(タモリとか中川家みたいな、ああいうかんじ)すのがすごくウケた。そして、指をパチパチパチパチ鳴らしてなにやらコミュニケーションをとるのがすごく気にいったので、まねっこしてみたい。
バジル役のひと、初めて見るけどいいなあ、この物悲しくもほんわかした雰囲気すきだなあ、とはじめましての気持ちで見ていたけど、ダニー・ブーンって名前なんだか覚えがある、と思って映画のあとにチェックしたらパトリス・ルコントの映画に出てたひとだったんだ!あのときもなんか、物悲しくもほんわかした存在感がよいと思ったのだった。