北米・南米シリーズ2012 Day 8: ウユニ三日目

marik2012-11-17



うつらうつらしては頭痛と悪寒と胃腸の痛みで目が覚める、というのを一晩に20回ほど繰り返して朝。ほんとうに、ポカリスエットだけが心の支え。
例によって午前中はぐったり&仕事で過ごし、午後12時の塩湖のツアーのピックアップ待ち。部屋の窓から遠くに、アルパカかリャマらしきものたちが放牧されてうろうろしているのが見えてかわいい。
あと、アマゾナス航空が今ひとつ信用ならないので、ホテルのひとにリコンファームしてもらったら、案の定翌朝のフライトが8時台から7時台に、1時間早くなっていた。この変更のメールは来ていなかったし、リコンファームしなかったら確実に乗り遅れていた。アマゾナスおそるべし。

予定より早くツアーのお迎えが来て、慌てて出ようとしたとき、ホテルのひとにサングラス持ってる?と聞かれ、無いと答えたら誰かスタッフのを貸してくれた。ありがとう!そして、部屋でずっと着こんでいたユニクロの激薄のダウンを持っていこうとしたら、それ絶対にいらないから、暑いから、と止められた。

ランドクルーザーに乗り込むとすでに6人ほど先客がいて、どこから来たの〜?などと話しながらいざ塩湖のなかへ。ドライバーがスペイン語しか話さないので、ツアー仲間のベネズエラ人美女がずっと英語に通訳してくれて助かった。ホテルから見える景色とはまた全然違う。ウユニ塩湖、今までにいった観光地のなかで断トツの不思議ちゃん。延々と続く塩、塩、塩。うっかりこんな場所でおむすびころりんしちゃったら、信じられないくらいに塩っぱくなるにちがいない。

一旦車を止め、白い大平原で最初の撮影タイム。まずは7人全員で一緒にジャーンプ!みたいな写真を何枚か撮ったけどタイミングばらばらで笑った。
次にインカ・ワシ島というところで車がストップ。真っ白の塩湖のなかに立つ島はサボテンだらけ。土台となっている岩みたいなのは実はかつての珊瑚礁で、ここがむかし海だったときのなごりらしい。ふしぎ!!

まずは入場券を買って車にもどり、ドライバーさんが持ってきてくれていたご飯を皆で囲んでランチタイム。キヌアとか野菜とか鶏肉とか。キヌアのあのぼそぼそとした食感がけっこう好き。食べながらいつも心のなかで「キヌア・リーブス」とひっそりと唱えます。
メンバーのなかで一人旅なのはわたしと、ラパスで働いている中国人のJくんと、3ヶ月北米南米を旅しているというドイツ人男子(サバンナ高橋に似ているので、心のなかでずっと高橋と呼んでいた)で、自然と3人で一緒にサボテンが群生する山をのぼり、あちこちで写真とって遊んで下山。
塩湖でトリックアートな写真や決死のジャンプ写真を皆で撮りまくる。わたしがよれよれの体に鞭打って飛んでなんとか成功っぽく見えているのが右上の写真。
塩をなめてみたら苦しょっぱい!ひとつかみ、ジップロックに入れていただいてきた。わずかばかりの大粒の白い結晶がバックパックに入っているのを見るたびにちょっとドキっとする。税関で荷物をあけられたら、一瞬軽く緊張が走ると思う。

塩のうえで散々遊び倒して集合時間に。車の中で、高橋やベネズエラ人の子がアルパカの肉を食べたことがある、という話に。柔らかくて美味しいヨ、とのこと。ううむ。
しばらく行くと、今度は塩のところどころに穴が開いていて水が張っているところを見学。氷に穴をあけてワカサギ釣りをする、ああいうかんじの穴。塩の結晶が取れるから腕をつっこんでみな、とドライバーさんに言われて、むにゅーんと穴に腕を入れて、しばらくしたら手が塩で粉をふいてえらいことに。水をなめてみると、にがり感がすごい。もしかしたら豆乳と混ぜたら豆腐になる?

さらに、ガイドブックで見たプラヤブランカという、塩湖のまっただ中に立つ塩でできたホテルに立ちより。なかなかワイルドな風情。ここに泊まったひとのブログとか読むとすごく楽しそうではあるのだけれど。

もう一カ所、茶色い水がはっていて、温泉のようにぶくぶく吹き出ているけど実は水は冷たい、というところに立ち寄り、わたしだけはそこで皆とバイバイして、ホテルまで送ってもらうことに。なんか、わたしのだけそういうプログラムだったぽい。皆は塩湖に残って夕日を見るらしい。
ホテルに戻って、そこからでも十分に美しい夕日を眺め、満足して一日が終了。晩ご飯食べに行ったら、いつもご飯をよそってくれるアルゼンチン人のおじさんに「お、まだいたの?!」と言われる。3日ものんびりするのは珍しいみたい。

シャワーを浴びていたら、肘から下が異常にひりひりするので、塩水に腕をつっこんだ後遺症かと思ったら、日・焼・け!!長袖を着ていて暑かったので腕まくりしていた部分が真っ赤!!ひぃぃぃぃい。南米に無精して日焼け止め持ってこないのはダメ絶対!ということをこの後何度も反省することに。