北米・南米シリーズ2012 Day 24: ニューヨーク

部屋で街を眺めながら朝ご飯たべてから外出。五番街をぶらぶら。ティファニーのなかがクリスマス仕様でうっとり。最初にホリー・ゴライトリー気取りでこの本店に足を踏み入れたときは学生だったので、三島由紀夫が愛用していたというレターセットをつましく購入したのが初めてのティファニー。大人になってばりばり働いて青い箱いっぱい欲しい!と心に誓ったあの日からなんとか頑張り続け、青い箱たくさん手に入れたよ、わたし!と若き日の自分に語りかけつつ、今回は美しいネックレスを入手。近年愛用しているサマセットのシリーズと似てるんだけど、見たことのなかったスタイル。店員さんに聞いたら3週間前に発売になったばかりとのこと。いいタイミングで素敵なものに出会えてうれしい。

ロックフェラーセンターの展望台にさくっと上ってみようかと思い、足を運んでみてチケットを買ったら時間指定制になっていて、中途半端に30分後くらいの時間にしか入れないことになっていた。ニューヨーク最終日にこの時間のロスはやや痛い。ようやく時間になって並んだらエレベーターに乗るのに延々と待たされ、途中のフロアまで行ってどうでもいい映像を長々と見せられ、それからまた別のエレベーターに並んで、というので異常に時間を食う。やーっと展望台にたどり着き、はいクライスラー見た、エンパイアステートビル見ました、はい終了、と展望台の滞在時間3分で下に降りた。
Aeropostaleで洋服大量買いし大荷物になったのと、8thアベニューにあるShake Shackに行ったら激混みなので、shack バーガーとポテトとレモネードをテイクアウトしてホテルに一旦戻ることに。shackバーガーが信じられないほど美味。
地下鉄に乗って下のほうにくだり、ウエスト・ヴィレッジにてキャリー・ブラッドショーのアパートメント(の玄関)さがし。マグノリアベーカリーの前を通りかかったので、一瞬カップケーキを食べたくなったけど、晩ご飯が入らなくなりそうで断念。それらしき住所の建物へと歩いて行くと、記念撮影をしている先客がいたので、ここがキャリーの家の玄関だよね?と聞いてみたら、そうよ!との返事。世界各国の女子と"Carrie's entrance"というキーワードだけで分かり合えるのが楽しい。ばっちり写真とってもらいました。ここで数々の名場面が・・・としみじみ。玄関まわりのシーンでわたしが一番すきなのは、黒塗りの車から赤い風船がぽこぽこ出て来て、ビッグがにやりと顔を出すシーンかな。
ワシントン・スクエアのほうまでぶらっと歩いて、地下鉄でワールドトレードセンター駅へ。グラウンドゼロに行くのは二度目だけど、まだ涙が出る。新しいワールドトレードセンターが着々と建設中。
バッテリーパークに行って自由の女神を見ながら、この旅をぼんやりと振り返る。フェンウェイ・パークにウユニ塩湖にアマゾン川イグアスの滝にタンゴにスパイダーマン。ものすごい詰め込みっぷりだったとあらためて思う。ありがたい。

さてバッテリーパークの駅から地下鉄に乗ろうかね、といざ向かってみると駅が閉鎖中。ええー!結局もう一駅先のウォールストリートのあたりまで歩くはめに。よく考えたら、先だってのサンディのときに水没したあたりっぽいから、駅がまだ復旧してなかったのかな?
マディソンスクエアガーデンまで行き、メイシーズをのぞくと周りは北京語だらけ。ヴィクトリアズ・シークレットをのぞいても北京語だらけ。ふうむ。
市立図書館までぷらぷらと歩き、ブライアントパークグリルで仕事帰りのNちゃんと待ち合わせて晩ご飯。生牡蠣おいしい!サーモン美味。ご飯のあとはブライアントパークの出店を見て回っていたら可愛いバラの指輪に一目惚れし、Nちゃんとお揃いで購入。Sabonも出店してたんだけど、普通の店舗はないのかな?

近くのアイリッシュパブでひたすらアホな話をしながらひたすら飲酒。バーテンダーがいいひとで、おすすめのサイダーとかいろいろ味見させてくれた。なかでもStrongbowがめちゃくちゃ気に入った。イギリスではポピュラーみたい。

延々と笑いっぱなしの楽しい時間がすぎ、Nちゃんとバイバイ。久しぶりのサマンサ的Nちゃんトークを満喫できて、旦那さんの家族にも大事にされながらNちゃんがNYでハッピーに暮らしている様がよくわかって、とても嬉しかった。また近いうちに必ず遊びにいく!
お土産物をもうちょっと買い足さねばと深夜のセフォラやDuane Readeで買い物ラストスパート。ホテルのお向かいでフローズンヨーグルトを買って帰ろうと立ち寄ったら、ちょうど閉店したばかりだった。残念。窓越しに店員さんがごめんねー、と合図するので、いいよー、と手を降ってきびすを返したところでプエルトリコ人からのナンパ。今回わたしにしてはめずらしく、ニューヨークで殿方からお誘いをいただく事例が何度かあったのだけど、さらにめずらしいことについにラテン系が来た!ラテン男子を求めるオーラがついに放たれはじめたのか!とちょっと面白かった。最終的には振り切ったけれど、路上で長々とほめ殺しで賞賛され続けるのは悪い気はせず、わたしが気分よく去れるよう、ニューヨークが最後にくれたお歳暮なのだとありがたく受け止め、帰って粛々と荷造り。