第九次去台北 三日目:台南-台北

素敵な朝ごはんを食べてチェックアウトして台南駅からローカル線に揺られふたたび新幹線の駅へ。11時に台北到着予定の新幹線に滞りなく乗りこみ、また3時間弱の快適な列車旅。台中あたりから降りだした雨は台北が近づいてもやまず。
台北駅に定時着。友人たちの羽田からの便も11時着なので、ホテル集合ということにしており、いい感じに間に合うわね、と鼻歌まじりにMTRで移動し、おなじみの南京東路駅で下車。スーツケースをひきまわしながらホテルに向かう途中、雨に濡れた舗道でコンバースの靴底が絶妙なスリップ具合をみせ、足をすべらせ華麗に宙に舞い尻から着地。尻が痛い!はずかしい!
エスティンホテルを通り過ぎ、今回の宿泊先であるFXホテルを発見。ホテルの玄関でちょうど友人たちが立っていて、やあやあ!と駆け寄ると、なぜか「よかった!生きてた!」「行方不明じゃなかった!!」と口々に言われ戸惑う。
なんと!彼女たちの台北到着は10時で、わたしも10時の新幹線で台北に着くという話だったのになかなか来ないので心配になって電話してもつながらないし、心配してたとのこと。電話、充電が心細かったから機内モードにしてたの!!そして、そういえば数週間前にメールで打ち合わせしたとき、時間は10時という話だったことを今さらながらに思い出す・・・。いつの間にかわたしの脳内で時間が11時に変換されていた・・・チーン。
涙目で平謝りのわたくしを「どうせ雨がひどくて外に出たくなかったから全然大丈夫」と励ましてくれる大人な皆様・・・ああああああ、本当にごめんなさい!
気を取り直してまずはお昼ご飯。旅の仲間3人は前の会社の同僚なのだけど、店まで歩きながら会社の最新ニュースで非常に痛快な話を聞き、いきなりボルテージが上がった!やっぱりね、ひとは正しく生きなきゃダメだよね、と胸のすく思い。ふふふ。
上機嫌で京鼎小館に到着し、小籠包カーニバル。お茶の小籠包がおもしろい味。そして黒あんの小籠包も美味!いきなり大満足。人数多いといろんな種類がオーダーできて超楽しい!!
次はタクシーで迪化街。友人たち行きつけの乾物屋でおのおのドライフルーツを斤単位で買いまくる。楽しい!ドバイでその美味しさに目覚めたデーツも売ってたので買ってみた。あと、焼きからすみとか。それぞれ3〜5キロくらいの荷物を手に大満足で店を後にし、さらに友人おすすめの苦茶スタンドへ。苦茶や青草茶をオーダーし、苦いけどなんか好き!とはしゃいでいたらお店のおばちゃんがアロエ汁をおすすめしてきて飲んでみたら至極美味!レモン風味でさわやかで、体が透き通りそうなヘルシーさを感じる。あまりに気に入ったのでもう一杯お買い上げのうえ、さらにペットボトルごと1本購入。スタンドの後ろにはめっちゃ発育のいいアロエや青い草が山積みされた店があって楽しい。

雨はしつこいし荷物も重いので一旦タクシーでホテルに帰館。FXホテル、なんちゃってWホテルというか、アナスイ風味というか、けっこう面白いホテルでした。バス・シャワー別だし窓も大きいし、なかなかいいかんじ。南京東路駅界隈に泊まるときによく行くマッサーヅ屋も何気にすぐ近くだったりして、今後も使えそう。
しばし休憩のあと、ふたたびタクシーに乗り込み友人が予約してくれていた行天宮のほうにあるマッサーヅ屋に。李先生というマッサーヅ師がすごい!とにかく痛い!とかねがね友人から聞かされていたのですが、世界肩こりランキングベスト100にぎりぎり入れるんじゃないかと自負するわたくし、我慢できないマッサージなんてなくってよ、と自身満々でトップバッターで送り込まれたのですが、た・し・か・に。痛い!涼しげな顔してなかなかの豪腕!お尻のほっぺたあたりが激痛。負けず嫌い魂を発揮し、歯をくいしばり、堪え難きを堪え、30分のマッサージが終了し、若干燃え尽き症候群。でもびっくりするくらい体が軽くなり、ものすごい爽快感!!次に別のひとに足裏マッサージをしてもらいながら「もうちょっと強めでお願いします」と言ったら、別室で友人にマッサージを施術していた李先生がこっちをみてニヤリと笑ったのがウケた。
先発組ふたりがそうやってマッサージを受けているあいだに近所をぶらぶらしていた友人ふたりが店に来て「どうだったー?」とニヤニヤ聞いてきたので、「うん、ちょっと痛かったけど(若干のつよがり込)気持ちよかった!」と答えたんだけど、顔面蒼白だったらしい。足裏マッサージ中の写真を撮ってもらったんだけど、たしかにものすごくうつろな目で写っていました。
李先生のマッサージ、近所にあればいいのに!あるいは2ヶ月に1回くらい台北に通ってもいいくらい気持ちよかった!死ぬほど痛いけど!
友人とふたり先にホテルに戻り、部屋でごろごろ。滞在中ことあるごとに♩ふーなふなふぅーっ!ふーなふなふぅふ!(前日のyoutube参照)と気がふれたように歌いだす私によくぞ耐えてくれたと、同部屋の友人に心から感謝したい。
そういえば、ホテルの窓越しにはるか先から流れるエリーゼのためにを聞き取り、敏感にゴミ収集車の到来に気づけるようになっていた私はもう台北に住んでも立派にやっていけそうな気がしました。

後発組のふたりもホテルに戻って来たところで、晩ご飯タイム。極品軒に向かい東坡肉やスープなどもろもろいただく。ここの東坡肉、芸術的な照りととろけ具合で、夢のように美味しかった!
食事が終わってもまだまだ雨はやまない・・・。50嵐という飲み物屋でジュースを買ってホテルに戻ったんだけど、砂糖の量も指定できたりして超たのしい!しかも美味しい!

なにもかも美味しいしマッサージは強烈だけど気持ちいいし、台北は天国!