フィンランド旅2014 一日目 NRT-HEL

どすっぴんに分厚い眼鏡&マスクで完全に別人状態で成田の出発ロビーをうろつきながら、旅の連れの雅子様とそろそろ合流のための位置確認を行おうかなーと思った矢先にエスカレーターで上がってきた雅子様と目があって変装をすぐさま見破られてしまった。さすが四半世紀以上のお付き合い。
さくっと出国し、免税店にてドゥラメールやジュリークの必需品を買い漁り、ビールで休憩。ほろ酔いで気持ちよくなって787に搭乗。
毎度ながら旅の始まりに機内で飲むジントニックに勝る酒なしという思い。About Timeで号泣して寝て、起きて天台のキュートさにときめき、スナックで出たKFCのご飯にうきうき。JALの国際線のスナックっていつも結構楽しいコラボレーションなので好き。空の上でKFCのあのチキンの味や(骨付きじゃなくて一口チキンみたいなやつ)、おなじみのビスケットやコールスローを味わえるのって新鮮なきもち。

そういえば、日本語ぺらっぺらの外国人男性がJALスチュワードとして何人か乗っているのを初めて見た。あと、787に乗るたびに言ってるけど、やっぱり微妙に乾燥しにくい!
もうまもなく着くよ〜というころに「霧でヘルシンキの空港が閉鎖されました。次の指示を待って旋回中です」のアナウンス。こういうの初めての経験で、一瞬絶望的な気持ちになったけど、15分くらいで着陸できることになって安堵。白々とかすんで何も見えないフィンランドに到着。
スムーズに外に出てタクシーに乗って、果てしない雪景色にやっと北国に来たことを実感。運転手さんとおしゃべりしながら30分ほどでScanidic Passiというホテルに到着。ロビーのインテリアがすでに北欧センスダダ漏れでいきなりときめく。

ホテルの近くのハカニエミ・マーケットにアウトレット製品なども置いてあるマリメッコの店舗があることは調査済みなので、すぐさま外に飛び出す我々。
カニエミ・マーケット、肉屋(トナカイの肉あり)や魚屋(サーモン多し)などに混じって可愛いチョコ屋さんとかあってときめく!っていうか、フィンランドのマーケットに入って最初に目があったのがエリック・ツァンの写真というミラクル。アンディやらカーファイさんやらのこんな中華明星ポスター。華人の出入りも多いのかな?

そして2階へのエスカレーターに乗るやいなや目に入るウニッコ柄に期待が高まる!

いざ乗り込んでみると、バーゲン品はあまり無かった。のちのちアウトレットなど行く予定があるのでとりあえずは下見だけで、静かに引き下がる。
スーパーに立ち寄るとこちらにもマリメッコのペーパーナプキンや哺乳瓶が売られていて楽しい。うわさのゲイシャチョコもバレンタイン仕様で山積み。

水やお菓子の購入にセルフ会計レジでお支払い。自分でバーコードあてて、クレジットカードで払うやつ。去年サンフランシスコで初めてこの形式を利用したんだけど、お店屋さんごっこ気分で楽しくて好き。日本にもあるんだっけ?英語表示が選択できるので安心。クレジットカードをスリップさせても全然反応しないので係のひとに助けを求めたら、ICチップ付きのカードの場合は差込み口が別にあるのよ〜、と教えてくれて、無事支払い完了。このICチップ部分を機械の上部に差し入れて読み込ませる方式はその後のフィンランドでのお買い物でも度々遭遇したので、最初に学習しておいてよかった。
郵便局にたちよると、小包用の箱がムーミン柄で楽しい。ポストカードか何かで、めっちゃ笑顔のミィの絵柄を初めて見て驚く。笑顔のミィさん、超いい人っぽい。
ホテルの近くに凍った池だか湖っぽい場所があって、雪国感を満喫。寒いの大嫌いだけど、わたしがいた間のフィンランドの寒さはだいたいプラスマイナス1度をいったりきたりで、イヤな冷たい風などが全然無くて本当にただひたすら心地よい寒さだった。室内はどこもいいかんじに暖かいし、東京にいるときよりもすべてが快適。「嫌な寒さじゃない!」って毎日5回くらい叫んでた。

時刻は18:00前だけど日本時間の体では深夜1:00。ホテルに帰ってまた夕食に出るという気力はわいてこないような気がしたので、戻る前に夕食を済ませることに。ホテルのすぐそばのパブっぽいところでビールとサーモンスープとミートボールで晩御飯。美味!

ホテルの部屋に戻るとちょうどオリンピックの開会式。日本語におけるカタカナの頻出具合と似ているのか、フィンランド語の放送でもところどころ英語に似た響きの言葉が出てきて耳に残るのが興味深い。巨大なクマやうさぎのロボットが据わった目をして会場をぬらぬらと彷徨う出し物や、ロンドンのときとそっくりなロシアの歴史見せまSHOWなどを見ながらごろごろしたりお風呂に入ったり。JAPON選手団が出てくるとそれなりにテンション上がりますね。聖火ランナーでアレクサンドル・カレリンが出てきたのもうれしかった!そして気絶するように就寝。