バーフバリ 王の凱旋

カナダ旅行記の途中ですが、遅ればせながらやっとバーフバれたので感想を。
前編の伝説誕生は、インド映画に対する期待値の範囲内の面白さ、という程度の感想だったので、この後編についても、淡々とした気持ちで映画館に向かったのでした。
そして鑑賞後

バーフバリ!
バーフバリ!
バーフバリ!
バーフバリ!
(以下100万回連呼)

バーフバリこそ我が王!!!!
マヒシュマティ王国に移民する!!!!
ってなっちゃうよね。これはもう、仕方ない。
荒唐無稽ながらも芯がしっかりしていて、映画としての厚みと引力がすさまじい。マーベルの映画を3本くらい一気に観たのと同じくらいに精神的にカロリー消費できる。ホークアイ、ソー、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、スパイダーマンあたりの動きは全部バーフバリが一人で生身で請け負ってる一人アベンジャーズ状態。
そして、観ながら「これは歌舞伎だ!」って100回くらい思った。「バーフ屋っ!」って大向こうから声をかけたい。「カッタッパ!」も声に出したい良い響き。
ミュージカルの場面も最高に楽しいし、すべてのキャラクターが濃厚で、古典的な愛憎劇もディープだし、嫁姑問題はスリリングだし、痴漢への対応が秀逸!!
椰子の木でビョーーーン!のシーンは笑いが止まらなかった。
そしてシヴァガミに敬意を表して今日はアイラインをちょっと濃いめにひいてみました。「この宣言を法と心得よ!」って一日一回叫びたい。
無駄な場面が一切無いなー、と思ったら、カット版だったのね。インタルミッション入りのフルバージョンが観たい。
都内に住むインド人の友だちがヒンディ語吹き替えなのだと勘違いして映画館に行ったところ、オリジナルのテルグ語版だったのでぜんぜん台詞がわからず、劇場内で唯一のインド人なのに一番話が理解できてなかったと言っててウケてしまった。