2018年1月 モントリオール 3日目: メープル街道でBum Bum Tam Tam

ケベックシティへの1泊旅行に出発。凍っている川を見るたびにテンションが上がるのはなぜだろう。

往路のドライブミュージックはIのプレイリストで、ヒップホップ系が多めだったんだけど、いきなりインド映画の音楽が流れはじめて笑った。そしてヒンディー語とか話せないのにその歌だけはなぜか完璧に歌えるI。20年くらい前のKaran Arjunという映画の歌で、あとでYoutubeで見せてもらったらめっちゃ若いシャー・ルク・カーンが出てました。

耳に心地いいインド映画のサントラを聴きながらたどり着いたのはcabane à sucre(砂糖小屋の意)というメープルシロップを作っているところ。ここで、メープルシロップを使った伝統的な食事が取れるということでIが予約してくれていた。
ミートパイ、豆のスープ、厚切りハム(フォークぶっさし案件)、分厚いオムレツなどが全て食べ放題で「おかわりいる?」ってガンガン持ってきてくれる。いずれも素朴な味でなかなか美味しいのだけど、そのすべてにダラーっとメープルシロップをかけて食べるのです。塩気と甘みのカーニバル。面白かった。

食事のあとは外に出てメープルシロップの作成過程を展示した小屋を見学したり、氷の上に煮詰めたメープルシロップをたらーっとたらして棒に巻きつけたものをいただいたり。
スタッフが着てるザ・カナダな赤と黒のチェックのネルシャツ、カナダにいるとその場のテンションでついつい欲しくなってしまう。


メープルシロップまみれのとっても楽しいランチだった!モントリオールに到着してから楽しくない瞬間なんて1秒もないけど。
Iが前の週に行ってたキューバのビーチでずっと聴いていたという"Bum Bum Tam Tam"なる曲がアホっぽくてめっちゃ楽しくて、リピート再生で車内で踊りくるいながらドライブ。

ケベックシティのメインのエリアの対岸にあるらしいホテルに到着し。今日はもう観光はいいやー、とホテルでだらだら。TVをつけたら、我々の大好きな『フレンズ』シーズン1の第一話がはじまって大盛り上がり。だったのだけど時差ボケにより私は途中で30分くらい寝落ちしてしまい、気づくと第二話の中盤だった。今回の滞在中ずーっと時差ボケが治らなかった。。。
ホテルのすぐ裏手にレストランがあるっぽいので、寒い寒い騒ぎながら徒歩移動し、暖かい室内で地ビールを満喫。

テーブルの正面ではMVが流れていて、ブルーノ・マーズの曲など聴きながら超ご機嫌!なところでまさかの停電。

私が北米大陸に来ると停電起こりがち。Iが頼んだ料理が、電気使えないから調理できないよ、という報告が店員さんからもたらされたものの、まあ、まだ寒くないし、ナチョスはあるし、予期せぬ暗闇はなかなかムードがあってナイス。

地ビールのおかわりも、サーバーが使えないからボトルで勘弁してね、とのこと。ウケる。暗闇バーでひとしきり飲んで、なんだか室内が寒くなってきたから帰ろう、と氷点下の中ふたたび寒い寒いと騒ぎながら帰館。かなり酔っ払っていて、ホテルの部屋でまたBum Bum Tam Tamをかけて踊りくるいゲラゲラ笑っていた。