冬の欧州ひとり旅 一日目 ポルトガル

marik2006-12-26


成田からアムステルダムへ。KLMに乗るのは大学の卒業旅行以来。あのとき一緒に旅していたフライトアテンダント志望の友人が、機内で日本人乗務員から親身なアドヴァイスや激励の言葉をもらっていたのが印象的だったのだけど、友人は翌年ちゃんと夢を叶えたのだった。そんな友も今では二児の母。そんな年月を重ねて久々に乗るスカイブルーの飛行機。機内映画で、見たかった"American Dreamz"を発見。最後のブラックな展開がナイス。そしてなにげなく見始めた『オールウェイズ/三丁目の夕日』にはからずもものすごく感動。純くんと須賀くんの、新旧名子役対決がすばらしかった。陣小春やエリック・コットや銭家楽が出ている麻雀映画を見ている途中で時間切れに。わざわざVCDを買ってまで見たいとは思わない映画だったけれど、続きが微妙に気になる。

スキポール空港で4時間ほど乗り継ぎ待ち。寒いよう。空港寒い。そして眠い。本を読もうとしても眠くてかなわない。ゆったりソファが置かれたエリアで、瞳孔開いたままぼんやりと過ごしながらひたすら飛行機を待った。

ようやくリスボン行きの飛行機に乗り込み、乗った瞬間に爆睡。やがてリスボン上空にさしかかると、すっごく可愛い!夜10時頃だったのだけれど、山岳地帯でも海辺でも、いたるところに等間隔に置かれたオレンジ色の街灯が、いくらのようにびっしりと集まってキラキラ輝いていて、ものすごく可憐な光景。「こぼれイクラ軍艦巻き」という言葉が頭をよぎった。

EUへの入国審査はアムステルダムで済ませていたので、サクサクと外に。インフォメーションデスクにて街中へ向かう定額タクシーのクーポンを所望したら、私が行くホテルは定額よりも安く行かれる地域なので、普通にタクシーに乗っちゃったほうがいいよ、との助言。ホテルの住所を書いた紙をドライバーに見せて、初めてのポルトガル語会話。なんとか通じてホテルへ向かう途中、青と橙色の灯りが道路沿いの木に施された非常に愛らしい道を通って感動。クリスマスの名残だねきっと。その通りにほど近いところで車は泊まり、ホテル到着。エレベーターが超クール、と思ったらシンドラー社のものでちょっぴりドキドキ。狭い狭い部屋に愕然としつつ、シャワー浴びて就寝。港区の自宅からリスボンのホテルまでドアtoドアで24時間ジャストの道のり。