仮名手本忠臣蔵 @平成中村座

久しぶりの浅草での平成中村座浅草寺の裏に突如現れる芝居小屋に俄然テンションが上がる。とても良いシーンで花やしきからの「キャアー」という悲鳴が聞こえてくるのが楽しい。10月の平成中村座忠臣蔵のいくつかのエピソードを組み合わせたA〜Dの四つのプログラムで構成されているのだけど、私は討ち入りの段を今までに見たことがなかったので、Bのプログラムを見てきました。

  • 五段目  山崎街道鉄砲渡しの場/二つ玉の場/ 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

途中で「これ前に浅草歌舞伎で一緒に見たよね」と友人に言われて「はて?そう言われてみれば覚えがあるようなないような話・・・」と考えながら見ていて、切腹のあたりで完全に記憶がよみがえった(おそい)。さっきこの日記を見てみたら、2005年の1月にちゃんと感想書いてた・・・。勘三郎さんが勘平役。これ、ほんっとに惜しい話。そこでちょっと落ち着いて振り返って見てみて!傷口を調べてみて!ともどかしい。

  • 七段目  祗園一力茶屋の場

このエピソードも前に見たことがあるようなないような気がした。己の記憶力が本気で心配・・・。おかるさん(孝太郎)には幸せになってほしい。

  • 十一段目 高家表門討入りの場/奥庭泉水の場/炭部屋本懐の場/引揚げの場

雪の中に赤穂浪士がズザーンと勢ぞろいするシーンがすでにクールでゾクゾクしたのに、それに続いて勘太郎さんと七之助の兄弟対決が!雪の中で華麗かつ勇壮に戦うふたりの姿に、もう、ずっと口を半開きで、というかほとんど小さく叫びながらうっとり。いやいや、ほんっとにかっこよかった!!!