サイパン三日目

marik2012-04-22

朝おきてベッドの上から最初に目に入る景色はビーチ、起きてすぐに着替えるのは水着。こんな毎日が一生つづけばいいのに。すぐさまビーチに出て、パラソルの下に陣取ってしばし読書ののちGiovanni'sでサンデーブランチ
尽きぬ泉のごとくシャンパンが絶えずグラスに注がれ、オイスターやローストビーフやその他もろもろごちそうの山が待ち受ける桃源郷。ピアノ生演奏が流れるなか、あちこちでシャンパンの栓が抜かれる元気な音が響くのが楽しい。シャンパンというか、ちらりと見えたラベルはCooksだったような気もするけど、Cooks嫌いじゃないヨ。そして、シャンパンを割れるようにオレンジジュースやグレープフルーツジュースもわざわざ持ってきてくれるので、わたしの一番好きな飲みのスタイル・永久ミモザ祭り(シャンパンとオレンジジュースを適当に混ぜつづけながらだらだらと飲む)で飲み続け食べ続け、気づけば3時間もレストランに。どの食べ物も美味しかったけれど、いちごとバナナをクルミを火にかけて、クレープのっけて、ラムをじゃーっとかけてくれるデザートが絶品だった。もう、毎週かよいたいこのブランチ。

ビーチでだらーっとしたり、浅瀬でごろごろしたりして酔いがさめたころ、サーフボード的なものの上に立ってオールで漕ぐやつに挑戦。オールの持ち方と漕ぎ方だけ30秒で教えてもらって、あとは一度きりのサーフィン経験とドラゴンボート漕ぎ経験の記憶をもとにいざ大海へ。潮に流されやすいのでビーチから向かって右手のほうでだけ遊んでね、と言われたものの、どうしても左手のほうにぐんぐん流されていき、気づくと海藻が群生しているちょっと気持ちの悪いエリアに一人で入り込んでしまい恐怖。やっと軌道修正できたー、とほっとするとその10秒後にはまた海藻地帯に漂流、のくりかえし。
漕ぎ方を教えてくれたひとがボートでマニャガハに行く途中に通りかかり、「右!右!右に戻って!」とこちらに必死で叫ぶので、"I know!!"と叫び返しつつ延々と左に流され続け、ほぼとなりのホテルの領海にまで。もう、一生岸辺には戻れないかも・・・。
オリジナルな姿勢での座り漕ぎ走法を編み出し、必死のパッチで軌道修正して元のエリアに戻ると、友だちが「トム・ハンクス無人島に流される映画を見ているようだった」とウケていた。なんか、もう、レジャーというより修行で、ぐったり疲労。でも楽しかった!これ、浅瀬でしかも人が少ないところだったからいいけど、ワイキキのビーチとかでは怖くてできないわ。

ボードを返却し、浅瀬で砂だらけになりながらごろごろ。うん、これが一番たのしいね。しかしながら、ひとたび死海のあの浮き浮き(文字どおりの意味で)具合を知ってしまうと、普通の海ではどうも物足りない。うきわ無しでうきわさながらのプカプカ感を楽しめるのは死海だけ!また行きたいなー。

プールで泳いだり、また海で砂まみれになって遊んだりを繰り返し、部屋に一旦戻るとすごい砂の量。シャワーあびてすっきりしてビーチのバーへ行き、沈みゆく夕日を眺めながら飲酒。
日が沈んだころ、よせばいいのに怖いもの見たさでまたカエルが集うエリアにそっと近寄って、またキャアキャアいいながら退散。ビーチからホテルの建物に戻る歩道もカエルがばんばん横切っていて地獄。

DFS方面にお散歩し、ABCストアやスーパーで気合いを入れてどうでもいいものを買いあさる。DFSをぐるっと見てサイパンダにからみ、送迎シャトルでホテルまで。

ようやくお腹がすいてきたけどレストランはもう閉まり始める時間なので、ルームサービスのチーズバーガーとシャンパンで最後のディナー。すっかりごきげんでパーカーのフード部分をかぶってM&Mの小さなライトセーバーを振り回しながらふけていくサイパンの夜。