2012台湾&欧州 三日目:パリ→ヴェネツィア

marik2012-07-16


羽毛布団につつまれ眠りに眠り、目覚めるとコーヒーや朝粥がささっと出される快適な朝。CDGに到着直前、フランス当局の指示により機内に殺虫のためのスプレーを撒きますというアナウンスがあり、CAがシュシュシュシュシュと通路をスプレーして歩きはじめたのでウケてしまった。こんな光景はじめて見た。
荷物をピックアップして、顔を洗い化粧してターミナル移動してeasyjetにチェックイン。昨年のロンドン-アンマン線搭乗で、easyjetはもう二度と利用しなくてよいと思ったけど、乗り継ぎ時間のよさとお手頃価格の誘惑には勝てず。オンラインでチェックイン済だったので、荷物をドロップするだけで非常に簡単に手続き終了。パン・オ・ショコラとカフェオレで朝ごはん(二度目)。となりのテーブルのひとたちが食べているフレンチフライがやけにおいしそうに見え、思わずマクドナルドに走って行ってオーダーして、ポテトをもりもり食らう。ポテトについてきたマヨネーズ的なものが妙においしい。

搭乗の際の行列状態で延々と待たされ、飛行機に乗り込むまでにどっと疲労が押し寄せるeasyjetのこのかんじ、なつかしい。出発してしまうと、窓の外にはおそらくスイスのアルプスと思われる美しい山々などが見えて楽しい。
初めて母娘で国際線の飛行機に乗ったのって、シンガポールに引っ越したときで、あれは母がまさに今のわたしの年齢のときだったねという話になり、ちょっと衝撃。ふむ。この年齢のとき、母は駐妻生活を満喫していたのか・・・それは楽しかろう。遠い目になりつつ寝落ちし、あっというまにヴェネツィアに到着。

ひさしぶりのイタリア。前回来たときはまだ通貨がリラだったから、なかなかのご無沙汰っぷり。本島までの水上バスのチケットを買うも、乗り場がどこか不明。よくわからないまま空港を出て、水上タクシーという案内が出ているのを見つけ、そっちにいけば乗合の水上バスもあるのかな、とこころもとない気持ちで炎天下をがらがらとスーツケースを押して歩く。反対側からカートを押してくる人たちの表情がのきなみ疲れているなあ、と思っていると、「水上タクシー乗り場まであと7分」とか表示がある。遠い・・・それは疲れるわ・・・。延々と歩いてどうにか船着き場らしきものを発見。お目当ての場所に行くボートの乗り場も見つかり、水上でぐらぐらと揺れる待合室で延々と待機。
ようやく船が来て乗り込み、いざアドリア海へ!遠くにいくつも鐘楼が見えたりして、なかなかロメンティックな景色が見えて興奮。しかし船おそい。50分くらいで着くと何かで見た気がしたけれど、1時間以上たっても目的地に着かない。点在するいろんな島に立ち寄りながら進むんだけど、リド島ってなんか聞いたことがあると思ったら、ヴェネツィア映画祭が開催されるあの島なんだ!
長々とゆっくりと進む船にかなり疲労した末にやっとお目当ての船着き場に到着。ここからまた荷物を引きずってホテルまで延々と歩くのか、とげんなりしていたら、すぐ目の前にあった!ヤター!!Londra Palaceなるこのホテル、立地も部屋も非常に素晴らしかったです。建物はおそらく古いんだけど、Small Luxury Hotelsに加盟していて、水回りなどきれいにリノベーションされている様子。チェックインしてお部屋に案内される際、ホテルのひとに「空港からの水上バス超おそかった・・・つかれた・・・」とぼやくと「わかります、わかります」と笑っていた。

荷解きもそこそこに遅めの昼ごはんをとるべくホテルのカフェへ。水辺に面したオープンカフェ的な場所で行きかう人々を眺めつつまずはスプマンテ。しーあーわーせー!デカいサラダを一品とってシェアしお腹いっぱいに。そのまま敷地から出て探索開始。日差しが強いので、すぐ目の前にある土産物屋で帽子を物色。すんごい可愛い麦わら帽を発見し速攻お買い上げ。適当にぷらぷら歩き、小さな運河を行きかうゴンドラなど、いかにもヴェネツィアな光景をさっそく目の当りにしてウキウキ。素敵な街。もっとディズニーシーっぽいかと思ったけど、なかなかどうして歴史の重みというのはあなどれず、まったく異なる空気感。

一旦ホテルに戻りお風呂に入って生き返り、ふたたび外出。旅先のテンションでヴェネチアン・ガラスのアクセサリーを夢中で買い込む。地図など無しにぷらぷらと適当に、時が止まったような狭い路地をさまよい歩くのが最高に楽しい。若干迷子になりつつも、なんとなくよさげなレストランを見つけてディナー。ロブスターの焼いたんとかサラダとかでお腹いっぱい。ふんわりと時差ボケに襲われつつホテルに戻り就寝。