イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

カン!バー!バーッチ!ヒャッハー!カン!バー!バーッチ!ヒャッハー!(ふなっしーの声で)と、鑑賞中に脳内で歓声が鳴りやまぬ、カンバーバッチにときめき祭りな映画。時代やテーマは極めて重いのだけれど。社交性のない天才、というシャーロックと9割方かぶるキャラクターながら、そこはきっちり演じ分けて重厚ムードを醸し出していたあたりが、アカデミー賞のノミネートにちょうどいいかんじだったのかな、と思いました。
こうして第二次世界大戦中にカンババッチ演じるチューリングさんがドイツ軍の暗号を解読しようと四苦八苦しているときに、余市ではそのイギリスにわたる船に乗るのだとエリーが説得されてたのか、と脳内で『麦の歌』も流れてたよね(映画に集中していない。いつものこと)。
大いなる偉業を成し遂げたにも関わらず、戦後ある人物の功名心で人生を狂わされたところに胸が痛みます。今こうしてパソコンを使えるのも、チューリングのアイディアが礎の一部なのだと思うとすごい。
ほぼ男社会で繰り広げられる物語ですが、キーラ・ナイトレイが一番男らしくてかっこよかった。ダウントン・アビーアイルランド人役のひとが、けっこう大きめの役で出てて、おおっと思いました。

映画のプロモーションでカンバーバッチさんがイミテーション(ものまね)ゲームに挑戦してる映像がウケる。カンバーバッチによるアラン・リックマンのものまね大好き。