映画

Ted2/Wild

<テッド2> 広東語のタイトルがどストレートでウケる! ボストンに向かうB787の中で第一作(Tedの舞台もボストン)をニヤニヤしながら観てたのって、もう3年前なのか!歳月。。。って思ったけど、ぜんぜん成長してないTedとマーキー・マークを見ると安心す…

ジュラシック・ワールド再入国via MX4D

MX4D初体験。すっっっごく楽しい!!!デズニーのストーム・ライダーとスター・ツアーズをミックスして超強力にしたアトラクションに2時間乗りっぱなしで恐竜に襲われるのよ!! 映画自体はすでに一度鑑賞してビビりポイントを把握できているけれど、MX4Dな…

ジュラシック・ワールド

22年前に長崎のステラ座で『ジュラシック・パーク』を観たときのあの衝撃といったら!緊張と恐怖で体をぎゅうっとこわばらせ続けていたせいで、映画が終わったあと軽い筋肉痛になってた。その翌週からニューヨークの学校にちょろっと行ってて、フィールドト…

インサイド・ヘッド

物や人に対する見方や世界そのものの感じ方を多少、あるいはドラスティックに変えてくれる映画に出会うことはときどきあるけれど、自分自身を見つめる目がこんなにも大きく変わる映画体験って生まれて初めてかもしれない。キッズ向けの愛らしいアニメーショ…

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

★注意:すごくピンポイントのネタバレがあります★ きゃあぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!! ベタニー様ぁぁぁぁあーーーーー!!!!!! ぎゃあぁああぁぁぁぁーーーーー!!!!!! って、映画館で大声で叫びたくてしょうがなくてウズウズしてた!!!…

マッドマックス 怒りのデスロード

ヒャッハー!狂ってるぅ〜!ヒャッハー!と頭をからっぽにして、へんな恰好をしてヤバい車に乗った大勢の中二男子がハイテンションで砂漠を集団暴走して火薬がバンバンはじけたりギターが火を吹いたりするさまをニヤニヤしながら眺めていたのだけど、途中で…

ゼロの未来/チャッピー/シンデレラ

<ゼロの未来> 恵比寿ガーデンシネマが復活してうれしい!予告編がことごとく好きなかんじの映画なのも楽しみ。館内にギリアム先生の直筆サインがあってときめきました。 テリー・ギリアムの狂気の世界に2時間ばかり浸れる喜びを存分に享受。あいかわらず狂…

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

疲れる!けど面白かった! 過去の栄光という呪縛、己の存在感の希薄さへの焦燥、人に自分を認めてもらいたい、自分の人生を立て直したい、自分のすべてをかけてこの舞台に挑む!自分!自分!!自分!!!ぷぎゃー!!!!という濃厚な自我の渦に巻き込まれて…

ナイトミュージアム/エジプト王の秘密

もー、もー、ロビン・ウィリアムスが出てくるたびに涙が出てしまって困った。。。しかし銀幕の中で彼が発した最後の台詞が”Smile, my boy. It’s sunrise”なのはとてもすばらしいなあと思いました。あの表情とあわせて思い出すだけで涙腺ゆるむ。そしてミッキ…

イントゥ・ザ・ウッズ

いろいろなおとぎ話の点と点をつないで一本の流れに取り込む力技が面白かったです。後半の、自分から勝手にいらんことして相手を怒らせたのに、それに対して「たたかいだー!われこそ正義ー!」と騒ぐ展開は、米国の自虐ギャグなのかな。しかしこの作品、も…

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

カン!バー!バーッチ!ヒャッハー!カン!バー!バーッチ!ヒャッハー!(ふなっしーの声で)と、鑑賞中に脳内で歓声が鳴りやまぬ、カンバーバッチにときめき祭りな映画。時代やテーマは極めて重いのだけれど。社交性のない天才、というシャーロックと9割…

サンバ

サーンバ、サササーンバ!と梨空レインボーを口づみつつ映画館に足を運んでみたけれど、むむむ。いまひとつピンとこない作品だった。。。『最強のふたり』もいまひとつピンとこなかったので、この監督の作風がわたしのツボにはまらないのだと思う。ただ、こ…

ビッグ・アイズ

ひとの作品を自分の創作物として堂々と発表したり、妻へのモラルハラスメントがすさまじかったりと、近年のトレンドをばっちりおさえたクリストフ・ヴァルツが「誰が描いてもおんなじやおんなじや思ぉてー」と号泣するのが見どころ(後半ウソ)。うさん臭さ…

フューリー

戦争ダメ!絶対!good warなんて無いね、ほんとに。数週間前までふつうに事務仕事をしていた男の子がいきなり百戦錬磨の戦車チームに放り込まれる、という目線が非常にリアル。主人公の男子、初めて見るけどいい役者だなあ、と思ったらパーシー・ジャクソン…

ゴーン・ガール

心の奥底に沈殿しているいくばかの結婚欲を根こそぎさらわれた。こわいよ!こわいこわい!大変おもしろかったのですが、原作を読んじゃってたので、未読だったらあの数々の衝撃的な展開を映像でもっと激しく楽しめただろうなーとちょっと残念。それでも十分…

天才スピヴェット

ちょっと元気のない小さな子がひとりで堪えながらいろいろがんばる物語とロードムービーが大好物なうえに、それを描くのがジャン・ピエール・ジュネっていうのがたまらない。愛らしさと切なさに胸がぎゅんぎゅん。旅の途中、夜汽車の窓外を眺めながら「通り…

インターステラー

ひとつの大きな旅を経験したかのような気持ちになる映画。すばらしいintellectual journeyだった。知と愛の物語に脳と心を刺激され、手間暇のかかった壮大な新しい景色を見せてくれる豊かな映像の組み合わせに圧倒されます。相対性理論とかいまだにしっかり…

6歳のボクが大人になるまで

ちょっと!これ名作!1人の役者が6歳から毎年夏の数日間の撮影で演じ続けた12年間の静かな輝きのつらなり。人生そうそう大きな事件はおきないし、魔法のようにラッキーなことが起きたりはしないけれど、まあいろいろあるよね、という断片を切り取った、本当…

アバウト・タイム

ヘルシンキ行きの飛行機のなかで顔がかぴかぴになるまで大泣きしながら観たこの映画。二度目だから感動が薄れてるかなー、と思いながら映画館に行ってみたら涙腺のゆるみが更にエスカレートしていて、おいおい声をあげて泣きたい衝動に抗うのに必死でした。…

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

まさか、今年に入って一番泣いた映画が、あらいぐまや木が宇宙を駆けめぐる話だなんて。木、すごくいいひと(ひとっていうか木。グルートさん)で泣ける。ロケット先輩(あらいぐま)がクレバーで戦闘力高くてクールかつちょっと弱さも垣間見えたりしてキュ…

her

スパイク・ジョーンズのような魅力的で才能あふれる輝かしき男性でも、終わってしまった愛をぐずぐず引きずったり、恋に思い悩んだりすることがあるんだ、とちょっと意外な発見。なんかもっと恋愛に対してさらっと飄々としてそう(わたしにジョーンズのなに…

サード・パーソン

観ているあいだずっと、この映画の世界がすごく好きー!とじわじわ噛みしめていました。セリフや映像で語りすぎるわけではないのに各登場人物の心の動きが伝わってくる繊細な演出や、シンプルなエピソードの積み重ねで物語を紡ぎ、やがて大きなうねりとなっ…

グランド・ブダペスト・ホテル

ウェス・アンダーソンの映画をこんなにも大好きになるなんて!彼の作品は毎回それなりに楽しみつつも「はいはい、おしゃれですねー。完成されてますねー。で、ちょっとハズすところもおしゃれですねー。はーい」とお腹いっぱいになる瞬間があるので、今回も…

2月〜4月に観た映画もろもろ。

8月の家族たち 世知辛い気持ちになる家族の物語でしたが、濃厚な展開に目が離せなかった。舞台劇が元になっているとのことで、台詞のリズムがきれいだな、という印象をところどころで受けました。カンババッチさんがアメリカ英語を話しているのが新鮮でとき…

アメリカン・ハッスル

『ザ・ファイター』や『世界にひとつのプレイブック』で今ひとつ把握しきれなかったデヴィッド・O・ラッセルの作風がようやくなんとなくわかってきた気がする。人間のいびつさの描き方にどこか愛嬌があるのが魅力なのかな。 嘘を重ねてねじれていく物語のな…

ドラッグ・ウォー

後味がものすごく悪い……けれども嫌いじゃない!よくよく練られたようにも場当たり的なようにも思える、緻密なような雑なようなプロットが楽しかった。そして新年早々、日本の映画館でMilkyway(トー先生の会社)のビューンというロゴ(っていうのかな?映画…

ペコロスの母に会いに行く

しみじみといい映画。認知症の母親の現在と、その若いころの記憶と、息子や孫との関係が織り成す物語のなかに、生きるということの豊かさや美しさが静かに輝いていた。涙の地雷原があちこちにさりげなく仕掛けられている一方、さらっとしたユーモアもそここ…

名探偵ゴッド・アイ (盲探)

今年の初映画はジョニー・トー導演作品!とウキウキで映画館に赴いたのですが。これ、あれだ。ちょっとどうかしてる系のトー先生作品だ。ヘンテコ方面に生き生きした作風のほう。エグさまじりのミステリーとロマンティックコメディーの邂逅という力技はさす…

掃毒 The White Storm @UA iSquare (香港)

ラウ・チンワン、ルイス・クー、ニック・チョンそろい踏み。もう、確実に間違いのないメンバー。絶対おもしろいやつなっしー!でもベニー・チャン監督とこのメンバーの組み合わせってなんだか珍しい。ジョニー・トー作品とかではないのですよね?と導演の名…

ゼロ・グラビティ

こーれーはすごい!圧倒的な孤独。諦めることのある種の心地よさと、諦めないことの美しさ。生との対峙。鮮烈な映像体験。完全に心を持って行かれました。導入部の尋常じゃない臨場感と絶望感にちょっとパニックになりかけ、はだしで映画館から逃げだしたい…