映画

シン・ゴジラ (おかわり@MX4D)

久々にMX4D体験。水ぶっしゃー!背中どーん !土のにおいふぁっさー!というのはだいぶ慣れてきたのだけど、今回非常に斬新だったのが、閲覧されるノートパソコン目線でのどすどす動かされる感覚。あれ新しいわ! 2度目でもまったく色あせない興奮。そして2…

ゴーストバスターズ

★映画内の愉快なサプライズや内容について触れているので、未見の方はご注意くださいませ★東京で先週、先行上映ではりきって観てきました。もう一回観に行くつもりなのでサラッと所感を。超下品でめっちゃくだらなくて大大大大好きな『ブライズメイズ』のク…

シン・ゴジラ

あ!野生のガッズィラがとびだしてきた! あ!ボールから抜けだした! モンスターボールもスーパーボールもハイパーボールもズリの実も効かない!たとえボールを100億個なげても、まったくもってガッズィラを捕まえられない!OMG!!! という、絶望的なパキ…

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

これ、ギンレイホールあたりで上映する際には『ヘイル、シーザー!』との2本立てで上映されそうな予感。あちらはハリウッドテンをかなり皮肉っていたけれど、こちらはそのメンバーの苦難を真摯に描いていて、ハリウッドの赤狩りの時代を極端なふたつの側面か…

ヤング・アダルト・ニューヨーク While We’re Young

予告編が一番おもしろかった。ウェルメイドな大人のコメディだと勝手に勘違いしてたので、アメリカの短編小説によくあるかんじの、ふわっともやっとした展開に、おや?というかんじでした。だれのせいでもない。仕方ない。 観る側がベン・スティラー&ナオミ…

帰ってきたヒトラー

めちゃくちゃヤバい!いろんな意味でものすごくヤバい! 1945年に地下壕で自殺を図ったはずのアドルフ・ヒトラーがなぜか2014年のドイツにタイムスリップして、ハイレベルなものまね芸人と勘違いされて人気を博すという、笑えない、笑ってはいけない、でもち…

シング・ストリート 未来へのうた

先週の『ブルックリン』に続き、不況にあえぐアイルランドに再会。こちらは1985年が舞台で、一目ぼれした女の子の気を引くために勢いでバンドを結成する15歳男子のおはなし。クスクス笑えて、泣けて、とてもまばゆい青春音楽映画でした。a-ha、デュラン・デ…

ブルックリン

なぜだか、なんだか『17歳の肖像』を思い出すなあ、と何度も思いながら観おわったあと、脚本が同じニック・ホーンビィであることを知り超超超納得!だーよーねー!!大人の階段を登っている真っ最中の女の子の、蒼い輝きと無意識のしたたかさを、男性目線で…

デッドプール

これ、予告編のノリとかとか主人公の一人称が日本語だと「オレちゃん」なのとか、なんかいろいろと逆に面白いでしょ!感に勝手にイラっとしてたのだけど、食わず嫌いはよくないかと思って(真面目か)観てみたら意外といい作品でした。 ライアン・レイノルズ…

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

今年みた映画で今のところ一番すき!宮藤官九郎監督作品の中でも断トツで一番すき!何も考えないで観る分には、とても楽しい映画でした。 クドカンの舞台におけるのびのびした悪ふざけに満ちた空気感が、映像作品にここまで濃く漂ってるのって珍しいな、と思…

エクス・マキナ

アレックス・ガーランド、小説(『ザ・ビーチ』しか書いてないけど)より映画のほうが向いてる!と確信。素晴らしかった!!シンプルな設定とミニマムな登場人物の密室劇ながら、ものすごい広がりを感じさせる。 人工知能のチューリングテストから生まれた恋…

神様メール Le Tout Nouveau Testament

わたしのおとうさんの仕事は神様です。人間の世界で起きるいやな出来事のあれこれは、おとうさんがパソコンで操作しているのです。人間にだけでなく、わたしたち家族にもパワーハラスメントとモラルハラスメントの手はゆるめません。お兄ちゃんのJCはそんな…

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

なんかこう、1月のSMAP解散騒動を思い出しちゃった。この映画を観ながら。あるひとつの愛されている集団のなかで、それぞれが正しいと思う道筋が二つに分かたれたときの、あのモヤモヤするかんじ。 これはもうほぼアベンジャーズですね。アベンジャーズ2.5。…

ヘイル、シーザー!

スタジオ・システム末期の様子と赤狩りの気配が漂う50年代のハリウッドをポップにシニカルに、コーエン兄弟らしいオフビートな笑いをまぶして描く、映画に対する愛を斜め方向からしたためたラブレターのような映画。大好き!ひとつひとつの場面がどれもいち…

ルーム

小説を読んだときの空気感や世界の見え方が寸分たがわぬ形で映像化されてて、エマ・ドナヒュー(原作者&脚本担当)すごいな、と思ったらもともと舞台の脚本とか書いてた人なのね。 ギリギリの環境と精神状態で、それでもどうにか子どもに愛をそそぐ主人公を…

マリーゴールド・ホテル 幸せの第二章

滅菌された、おしゃれっぽいインドの雰囲気を楽しめます。鑑賞中にうっかり「ああ、インドで老後を過ごすのもいいかもな。。。」って考えちゃったんだけど、ちょっと待って!思い出して!ガンジス河の水で煮出したチャイを飲んだときのことを!オートリクシ…

ヘイトフルエイト

血しぶきブシャー!がっつり物騒な映画を久々に観た気がする。 いつだってわくわくするタランティーノ作品のオープニングが、今回はわりと静かで不穏さがじわじわとわきあがる感じでまた一味ちがってよかった。エンニオ・モリコーネ(ニューシネマパラダイス…

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

本国でテレビ放映されたドラマを日本の映画館で上映するビジネスってどうなの?とか、ビクトリア朝を舞台にするのならばそれはもう”SHERLOCK”ではなくてごく普通のシャーロック・ホームズでしかないのでは、とか言いながらも、ついつい映画館にいそいそと向…

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズが大きなプレゼンで登壇する数十分前になると必ず身内や仲間とあれこれ揉める、というのを3回くりかえします(Macintosh, NeXT Cube, iMac発表時)。 ダニー・ボイルの映像のリズム感ってほんと好きだなー、といつも思う。ので、このほ…

オデッセイ

マット・デイモン、また惑星に取り残されちゃったねえ!ジェシカ・チャスティンは今度は自分が宇宙に出られてよかったねえ。 と、某映画を観たひとがもれなく考えるであろうことをわたしも考えながら観てました。今度のマットはいいマットだった。好感度大。…

ザ・ウォーク

1974年、完成間近のツインタワーのあいだを綱渡りしたフランス人の実話。この案件、『マン・オン・ワイヤー』というドキュメンタリー映画として何年か前に観たときは、実際に綱渡りをする映像は無しで本人や関係者の話で構成されていて、わりとまったりして…

パディントン

パディちゃん(こどものころパディントンベアをそう呼んでいた)がケモノけものしてて絵のイメージと違う。。。こわい。。。って思ってたんだけど、本編を見たらあのビジュアルで正解だったね、と納得!ファンタジーの熊をぎりぎりまでリアルに近づけること…

クリムゾン・ピーク

お尻が!トム・ヒドルストンのお尻が!!めっっっちゃきれい!!!年初にこんな縁起物を見せていただけるなんてありがたい。ギレルモ・デル・トロありがとう! 以上。(最低の映画感想) ギレルモデルトロとトムヒドルストン(なんか呪文っぽい響き)の組み…

スターウォーズ フォースの覚醒 おかわりvia MX4D

*ネタバレ警報:銀河の果てのこのブログにたまたまたどりついたけど、フォースの覚醒はまだ見てないからネタバレはイヤ!!という方は、そっと離れていただくが吉。またのお越しをお待ちしております。May the Force be with you.土曜日にエピソード7を見て…

スターウォーズ フォースの覚醒

はじまって3秒で落涙。 ♪ジャーン "STAR WARS" って出てきた、あのおなじみの瞬間に。昨日今日だけで同じ現象に見舞われたひとが世界中で3万人はいると思う。もっといるかな? このひととか、こんなものやあんなものとか、この台詞なんかをこのタイミングで…

母と暮らせば

嵐の若いファンの子たちがこれを観て何かを感じ取ってくれたらいいな、と中年っぽいことを考えながら見ていました。この不穏な時代にこういう作品を作ってくれることが、長崎の人間にとっては非常にありがたい。序盤、机に置かれたインク瓶が映っているだけ…

The Rewrite/ Dumb and Dumber To

Re:LIFE〜リライフ〜 ヒュー・グラントのいつものかんじ。さらっと上質な仕上がりの、心にあたたかな光がさあっと射すようなとてもいい映画。 大学の学部長役のJ.K.シモンズがいつなんどき”Not my f**kin’ tempo!”とわめいたり、学生に1、2、3ビンタをくらわ…

華麗上班族 @東京フィルメックス

9月に香港で観そびれた(まだ公開前だった)ジョニー・トーの新作を、11月には東京で観られるなんて!フィルメックス万歳!! オフィスを交錯する尽きせぬ欲望や野心や男女の愛憎を描いたシルヴィア・チャン作の舞台劇をトー先生がミュージカル映画化。ウィ…

スナップ@東京国際映画祭/マイ・インターン

スナップ おしゃれ風味のタイ映画。タイのちょっと田舎のほうの穏やかな景色のなかで、二十代後半の男女の高校時代の恋の残り火が静かにくすぶる様子が切なくていいかんじ。 久しぶりに東京国際映画祭でなにか観たいなー、と調べてて、この映画の主演の男子…

キングスマン

飛行機のなかで見てめっちゃ気に入った映画を再び映画館で鑑賞するときにこみあげる、「二度目でもやっぱり面白い!が、しかし!!どうせなら大画面でお初にお目にかかりたかった!!!」という無念さ。まあ、仕方ないか。 というわけでキングスマン、二度目…